私たちにとって「光」は空気と同じくらいあたりまえのように存在しているものなので、その影響を考える機会というのは少ないものでしょう。
しかしどんな「光」にもエネルギーが存在しており、時に光をあてた対象に様々な影響を与えるものです。
特にレーザーポインター 青 強 は光線の持つエネルギーが収束したまま拡散せずに遠距離まで届くように設計されていて、遠く離れた場所に対しても光線の持つエネルギーを落とすことなく当てることができます。
これによって本来は「指し棒」としてのメリットを得られるわけですが、今回のように使い方を誤り生物に照射してしまうと遠距離であっても悪影響を与えてしまうことがあります。
国内でのレーザーポインター事故を受け、現在では、光出力(光の出力エネルギー値)による規格の設置と規制が行われています。
規格には「クラス1」「クラス2」「クラス3A」「クラス3B」「クラス4」といったものがあり、日本国内では「クラス1」「クラス2」のみが製造販売できるようになっています。
おもちゃの赤色レーザーポインターは「クラス1」、プレゼンテーションでつかうレーザーは「クラス2」が多いようです。
網膜は、「目でみた映像を脳が理解できるように変換して神経に送る」といったことをしており、カメラで例えると「フィルム」のような役割をしています。
この網膜が損傷をうけると「目でみた映像」を視神経に送ることができなくなり、損傷を受けた部分が真っ暗になってしまうのです。
強い光などを見たときに一時的に目の中にその光の残像が残る・・といった経験をされた方も多いでしょう。
これも網膜が一時的に焼き付きを起こしたためだったりします。
ちなみに強いエネルギーを放つ太陽の光もずっと直視すると網膜が火傷して最悪の場合失明にいたるのでご注意ください。
また、犬や猫もレーザーポインターを直視すると失明するのでこちらも注意してくださいね。レーザー保護メガネ