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緑色レーザーポインターがなぜ高いの?

市販のよくある携帯式赤色レーザーポインターは赤いレーザーを出すレーザーダイオード1個+若干の電子回路、という構成なので、非常に安価に作ることが出来る。今、赤いレーザーダイオード(これは、現在ではCDやDVDで大量に使われる部品)の技術は非常に成熟しているので、価格はとても安い。
現在の技術では、緑色の半導体レーザーを作るには、高価な部品や希少金属が必要だ。 そして、安価な緑色の半導体レーザーの作り方はまだ研究段階なので、いつ安くなるかは不明です。
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赤色のレーザーポインターと比べるとかなり複雑になっているグリーンレーザーポインターは赤外レーザーから緑レーザー(以上の図はDPSS(Diode pumped solid state)の構成図を示す)に変換させた原理とのことだ。品質の良い結晶を作るコストは非常に高いなので、グリーンレーザーポインターはレッドレーザーポインターより価格がかなり高い。
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②から出てきた赤の波長を、③の結晶で更に長い波長(1,064nm)へ変換し、④の結晶で半分の波長へと二段階で変換させ、ようやく緑色の波長のレーザーが出てくるのです。
しかも二つの非線形結晶により光学的に変換しなければならないのと、赤外の波長を使用するので熱の発生があり大変不安定になり、そのままだと最終的な緑の波長の出力は大きくふらついてしまい、激しくチラチラと見えてしまうのです。
市販のよくあるグリーンレーザーポインターは808nmのレーザーダイオード(PUMP Nd:YAG結晶)を使っているが、変換効率100%を達成できない。緑レーザーの変換効率を10%達成してないので、50mwのレーザー光は500mw赤外レーザーダイオードが必要だ。緑色の高出力レーザーポインターならもっと高い。