まず最初にレーザーに関する基本的な知識を身につけてからレーザーポインターを取り扱いましょう。 まず初めにレーザーとは何か?できるだけ簡単に解説したいと思います。
レーザーとは光の一種で、太陽の光や蛍光灯ランプの光と大きく違うのは、 波長・位相・方向が一定なことが大きな違いです。この3つが一定なことをコヒーレントといいます。
このコヒーレント性を利用し加工用途に幅広く応用されています。
レーザーの取り扱いを間違えると、目や皮膚への重大な障害を起こしてしまったり、熱によって火災を起こしてしまう場合が有ります。 初めに十分な知識を得たうえで取り扱いを始めましょう。
SFの世界ではレーザー銃から発射されるビームは「赤色」や「緑色」や「青色」です。それに、市場でよく見える赤色レーザーポインターと緑色レーザーポインターと青色レーザーポインターです。映画の世界で緑色や赤色をしたサーベルを振りまわる「ジェダイの騎士」を見ますが、実際には色がない場合が多く、 加工で利用するパワーの強いレーザー(強力レーザーポインターから放出された光と違い、もっと強い)の世界では「目に見えない」光を使うことがほとんどです。 この目に見えないのが危険なのであり、結構厄介なところです。
光は波です。波なので波長が存在します。その波長によって人間に見える範囲が決まってきます。 具体的に人間の目に見える光の波長は「約380nm~780nm」の範囲です。数値だと解かりずらいですが、空の「虹の色」がこの波長の範囲です。 虹は「内側が紫色」で380nm、そこからだんだん波長が長くなり一番「外が赤色」で780nmです。この範囲が見えているということです。 他は何もなく消えて見えますが、実際は虹の外側は赤外の光(IR:infrared)、内側に紫外の光(UV:ultraviolet)があるのです。